数あるドラえもん映画の中でも
現代(いま)を映すといわれている映画があります。
『映画ドラえもん
のび太とアニマル惑星』です。
星4
この作品は旧ドラえもん映画の作品の中でも人気が高く…大人になった今だからこそ改めて見たい内容になっています。
おそらく子供のころに鑑賞していても、どういったストーリーかまで覚えていますか?

では、改めてこの作品の魅力を解説しましょう!
コチラは本編のネタバレがありますのでご了承ください。
アニマル惑星とは?
- 映画公開日 1990年03月10日
- 制作国 日本
- 上映時間 100分
あらすじ〆
夜、みんなが寝静まった中でのび太がふと寝ぼけまなこで起きると、廊下には謎のピンクのもやがあらわれていた。
ふと、そのピンクのもやを抜けるとその先には動物たちがまるで人間のように生活する世界が広がっていた。
そこでのび太たちはチッポという犬の少年と出会い、友達になり、平和で楽しい日々を過ごした。
しかし、ピンクのもやが消えると同時に、のび太たちはチッポとも、チッポの住むアニマルプラネットともお別れになりました。
ある日、のび太の机の引き出しから遠く離れた惑星にいるはずのチッポの声が聞こえます。
『助けて…誰か助けて…』と。
その声はチッポに事前に渡して置いた、ドラえもんの秘密道具のひとつ『糸なし糸電話』からでした。
友達のチッポの身に何かがあったに違いないと確信したのび太たちは、『宇宙救命ボート』でアニマルプラネットへと旅立ちます。
アニマルプラネットにたどり着いたのび太たちが目にしたのは、『二ムゲ』と呼ばれる異星人に侵略されて荒廃した世界でした。
侵略を試みる『二ムゲ』に対して、無事に合流できたチッポたちアニマルプラネットの住民たちと共に、のび太たちも力を合わせて戦います。
“自分たちの星を守るために…”



現代(いま)を映す作品の理由
この作品が現代(いま)をうつす作品といわれるには理由があります。
【争いと環境問題】
それがこの作品の大きなテーマであり、現代(いま)をうつす理由であります。
物語の考察部分
この作品に登場する『二ムゲ』と呼ばれる異星人。
この二ムゲが住む星こそが、私たちの住む地球の未来のひとつのカタチを表しています。



二ムゲの住む星と地球
・二ムゲの星はその昔、自分たちで戦争を起こし、核兵器の使用により荒廃した世界。
・防護服なしでは自由に外に出られないほど、空気が汚染されている。
まるでそれは、私たちの地球の未来を表してるとも思えるほどで、二ムゲの世界はいつか訪れる地球の姿にさえ思えます。
二ムゲと人間
そんな荒廃した星から脱し、動物たちの住む緑豊かたで空気の綺麗なアニマルプラネットを乗っ取ろうとする二ムゲたち。
人間誰しもが持つ『羨む』気持ちが大きくなり、それが『妬み』となり相手から奪おうと争いを生みます。人間のエゴを描いています。
ココが物語の魅力!
上記で先述した通り、現代(いま)をうつす作品であること以外にもこの映画には魅力がいっぱいです。
- のび太とチッポの友情
- 環境問題について
- ジャイアンのカッコよさ
- 動物たちの可愛さ
- 人間(二ムゲ)の愚かさ
まとめ
30年以上前に作られたこの映画がまさかこの現代社会・国際社会を映し出しているとは正直驚きでしかありません。
『二ムゲ』の星が未来の地球の姿のひとつなのは紛れもありません。
防護服なしでは外出できない『二ムゲ』の星…それはコロナによりマスクなしでは外出できない現代の地球がたどっている道かもしれません。
子供のころに何気なく見てた映画が、大人になった今だからこんなにもメッセージ性のある物語だと気づけて感謝です。
この物語のメッセージは人間たちの勝手な都合が動物たちの住処を奪っているということ。 |






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