- アニメで感動したい!
- 現在の世界情勢を反映した映画が見たい!
- ドラえもん映画のすばらしさを知りたい!
好きな女性の涙を止めるために、命をかけたオトコの物語。
当時の冷戦をモチーフに描かれた作品。
前半はワクワク楽しい場面が多い反面、後半は恐怖すら覚えるドキドキが多くあります。
大人になって見ることによって、考えさせられることが多くあり…
何より昨今の世界情勢にすら反映される作品です。
そして、なんと言っても今回スポットを当てたいのは…
ひとりの男としてバギーの姿に見習うべき姿がありました。
そんな気になる内容はこちらです。

以下は、本編のネタバレを含みます。
のび太の海底鬼岩城とは…?


のび太の海底鬼岩城の詳細
テーマは【核兵器の恐怖】
のび太たちが初めて世界を背負って戦った作品です。
- 公開日 1983年3月12日
- 上映時間 94分
- 制作国 日本
のび太の海底鬼岩城のあらすじ
ドラえもんの提案で太平洋の海底キャンプに出掛けたのび太たち。
ドラえもんの道具のテキオー灯を浴び、人工知能を持つ水中バギーに乗って海底へとキャンプに出掛ける。
みんなで楽しく海底探索をし、キャンプを張り、やがて眠りにつく。
そんな中、スネ夫とジャイアンは、ドラえもんたちの目を盗み、海底の金塊探しのためにバミューダ海域へとバギーを走らせる。
しかし、途中でテキオー灯の効果が切れ、水中で息ができなくなった2人は、バギーから投げ出されてしまうことに…。
ドラえもんたちはバミューダ海域で、海底人のエルと出会い、ムーと呼ばれる海底王国にたどり着く。
そこで知らされる驚愕の事実。
世界の平和を守るために、海底王国アトランティスの鬼岩城にいる自動報復システムのポセイドンの破壊に立ち向かう。
そして…バギーがしずかちゃんを守るために…。
大切なひとの涙を笑顔に変えるために…。
ムーとアトランティス


海底に存在するムー連邦と海底王国アトランティス。
その2つは敵対していたのち、アトランティスは自らが所有していた核の爆発により、滅亡してしまった。
しかし、人々は滅亡してしまっても…鬼岩城の自動報復システム“ポセイドン”はずっと作動したままだった。
他国が攻撃してきた場合に、自動で反撃を行うシステム。ココでは核ミサイルを打ち出すシステムが組み込まれている。
物語のポイント
海底火山の噴火が近く、近年火山活動が活発に行われている中、海底では地震が多発。
ココが重要ポイント
自動報復システム“ポセイドン”は人工知能を有するが、そこまで頭の良い知能ではないため、海底火山の噴火を他国からの攻撃と見なしてしまう。
そのため、海底火山がもうまもなく噴火すると同時に、鬼岩城から核ミサイルが全世界に向けて発射され、世界は滅亡してしまう。



物語としては…世界を救うためにポセイドンの破壊に向かうんだね!
オトコの生き様に涙!


魅力は何といっても…
ラストの【バギーの男気】です。
ポセイドンに連れ去られたしずかちゃんを助けるために、ドラえもんたちは鬼岩城に乗り込みます。
しかし、敵の多さに苦戦し、しずかちゃんのところまでたどり着けず…
やっとの思いでたどり着いたドラえもんですら、ポセイドンの前で力尽きて倒れてしまいます。
しずかちゃんの涙に反応したバギーが、しずかちゃんを泣かせたポセイドンを自らの命をかけて破壊します。
好きな女性のために、命をかけるバギーの姿には感動で涙です。



俺もジュリエットのためなら、命も惜しくないな!
のび太の海底鬼岩城の見どころ


バギーのカッコよさが一番のポイントですが、他人も見どころはいっぱいあります。
- 海底キャンプという現実ではできないワクワク感
- 核による恐怖
- 鬼岩城での戦い場面
- バギーの無機質な心をしずかちゃんの優しさが変えるところ
子供心に恐怖を覚え、大人になって初めて理解できた“核”の本当の恐さ。
この40年前に作られた映画が、40年後の未来にも同じような現実を突きつけていることが、何よりもショッキングです。
まとめ


当時の冷戦をモチーフに描かれた作品であるため、核の恐怖が大人心にも響く作品です。
大人になってもワクワク・ドキドキする冒険シーンもたくさんあって心躍ります。
好きな女性のために…
好きな女性の涙を止めるために…
自らの命をかけるバギーの男気には男として見習うべき姿があります。
男として生まれた意味…そして、その答えがこの作品に詰まっています。
大切なひとの涙を笑顔に…それが、男たる使命なのかもしれませんね。








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