【キレイで空間を整える
それは一種の空間コーディネーター】
人間の生活の中で欠かせない【お掃除】
この誰でも出来るお掃除ですが…
実は奥が深いことを知っていますか?
お掃除の基本知識がないために、起こりうることがいくつもあります。
- あまりキレイにならない。
- 予想以上に時間が掛かってしまう。
- 余計に汚れを広げてしまう。
- お掃除の要領が悪い。
- 楽しくない。
上記のような経験はありませんか?

お掃除の基礎知識を知ることで、汚れが落ちてキレイになって…
それが気持ちを高揚させ【楽しく】させます。
実はお掃除は…
基礎を知るだけで苦手から得意へと変わる不思議な分野なんです。
誰でも出来る簡単なお掃除の知識を、元プロのお掃除屋さんが大公開いたします。
ちしき①高い→低いへ
まずはお掃除の中でも基礎中の基礎!
全てのお掃除は高い場所からスタートして、段々と低い場所へと移ります。
埃払いの例】天井→照明→壁→棚類→床の順
[qa-box01 title=”どうして高所から低所の順番にお掃除するの?”]ケースバイケースでもありますが、基本は高所から低所に向かってお掃除します。なぜなら、低所からスタートしても、高所部分のホコリなどが結局低所部分に落ちて、二度手間になってしまうからです。[/qa-box01]
[qa-box01 title=”低所から高所のパターンもあるの?”]これに関しては、上級者向けの話になりますが…洗剤などを塗布する場合は下から上に塗布します。なぜなら、上から塗布すると垂れ流れてきた洗剤の垂れあとが残る可能性があるためです。[/qa-box01]



ちしき②埃払いの重要性
どんな部屋でも場所でも必ず埃(ホコリ)は溜まるものです。
その埃を払う、埃払いはお掃除においてはスゴク重要なポイントなんです。
埃掃除に関して、良くやりがちな2つの悪い例です。
- TVの液晶に画面に埃がついていたが、たいした量ではなかったので埃を払わずに雑巾で拭いた。
- 棚に埃が乗っていたが、汚れもあったために一石二鳥と思い、水拭きで埃と汚れを拭き取った。



コチラに関しては正直ダメです。
埃払いはお掃除のスタートの基本です。
Bad Pointの何がダメなのか…その回答は以下になります。
埃払いに関しては、必ず乾拭きでやりましょう!
ちしき③雑巾の拭きかた
皆さんが普段のお掃除などで使用している雑巾にも、実は拭きかたがあります。
ムラなく、抜けなく拭くには基本の拭きかたがスゴク大切です。
①手のひらサイズに雑巾を折り畳みます。
②左端から右端へと手で雑巾を滑らし、真っすぐ端まで拭きます。
③次に雑巾を1枚分下にずらし、そのまま左端に向かって拭きます。
※この時、②の拭き終わり部分を少し重ねるようにして拭くとぬけがなくなります。
④左端まで拭ければ、また下にスライドして、右に向かって拭いていきます。



雑巾の拭きかたは、上から下へ、奥から手前へがお掃除の基本です。
雑巾掛けの超重要ポイント
雑巾掛けの水拭き後は、必ず乾拭きを実施しましょう!
[qa-box01 title=”どうして水拭き後に乾拭きが必要?”]フローリングなどは特に水分によって傷みやすくなるので、乾拭きで水分を拭き取り早く乾燥させるのが大切です。また、水拭きだけでは拭き跡が乾いた後に出てしまうので、乾拭きをするのが好ましい。[/qa-box01]
ちしき④フローリングについて
室内の床材によく使用されているフローリング。
そんなフローリングにも実はお掃除の基本ポイントがあります。



その①
フローリングを雑巾で拭くとき、または掃除機をかけるときは溝の目地に沿ってお掃除しましょう!
[qa-box01 title=”どうして溝の目地に沿う必要があるの?”]フローリングの溝の目地に沿うことで、より目地に溜まった埃や汚れを取れやすくするためです。[/qa-box01]
その②
フローリングを水拭きするときは、必ず固く絞った雑巾でしましょう!
フローリングには多くの水分や薬品を用いての掃除はしてはいけません!
[qa-box01 title=”水分量が多いとどうなるの?”]フローリングは見たままですが“木”です。木は水分を吸ってしまいます。なので、水分量が多いとフローリングが水分を吸ってしまい、傷んだり、腐ったり、反りあがってしまう原因になります。[/qa-box01]
〆フローリングの目地掃除のPOINT〆
フローリングの目地がなんだか黒ずんでいたりしませんか?
それは皮脂やまたは皮脂により固まった埃が原因です。
- セスキ炭酸ソーダをブラシにつけて、目地をブラシで優しくこする。
- 雑巾でポンポンと拭き取ってあげる。
ちしき⑤端から真ん中へ
お掃除の基本知識の一つに高い→低いがあるように、もう一つは端から真ん中へです。
雑巾掛けや掃除機掛けなど様々なん用途でコレが適用されます。
例えば…掃除機掛けの場合
上の図のような四角い部屋をイメージしてみてください!
- 出入口部分をスタートに時計回りで、4つの端を先に掃除機掛けします。
- そして一周したのち、奥から手前へと掃除機をかけて、出入口へと下がっていきます。
※雑巾掛けも同様です。
[qa-box01 title=”どうして端っこから始めるの?”]端っこは埃やゴミが溜まりやすく、またお掃除においての抜け防止のためです。よくいわれる、四角い部屋を丸く掃くをまさしく防止するためです。[/qa-box01]
[qa-box01 title=”端っこのが真ん中より埃が溜まりやすい?”]人はどうしてもお部屋でも、廊下でも真ん中を歩きます。そのため真ん中に存在する埃やゴミは、人の歩行などによって端っこへと溜まっていきます。[/qa-box01]
- 高いから低いへ
- 端っこから真ん中へ
- 奥から手前へ



ちしき⑥洗剤について
お掃除において使用する洗剤にはいくつもの種類があります。
大まかにあげると以下の種類に分けられます。
- 酸性洗剤(サンポール・酸性トイレクリーナーなど)
- 中性洗剤(食器用洗剤など)
- アルカリ洗剤(アルカリ電解水・ドメスト・ハイターなど)
上記の3洗剤は汚れにって使用用途が違います。



酸性洗剤
酸性洗剤はアルカリ性の汚れに対して最大限の効果を発揮します。
アルカリ性の汚れとは…水あか・カルキ汚れ・石鹸カス・尿石汚れなどがあげられます。またアンモニア臭のニオイ除去にも効果的です。
※カルキ汚れとは…蛇口まわりにつく白い汚れ。水道水のミネラルが残って固まったモノ。
- 塩素系洗剤と混ぜてしまう
- ステンレスに使用して焼いてしまう
- ステンレスなどをサビさせてしまう
- 便座につけてしまい加工がいかれてしまう
※特に塩素系洗剤と混ぜてしまう事は、絶対にしないようにしましょう!!
※混ざる恐れがある場合は、十分に換気をし、どちらかの洗剤を十分に洗い流してから使用しましょう!!
[qa-box01 title=”どうして塩素系洗剤と混ぜるとダメなの?”]酸性洗剤と塩素系洗剤が混ざると、有毒なガスが発生し、それを吸い込むことによって命の危険につながります。[/qa-box01]
[qa-box01 title=”ステンレスのカルキ除去はどうしたらいいの?”]キッチンなどのカルキ汚れには酸性洗剤が有効です。しかし、蛇口を含むステンレスを焼いてしまう可能性があります。そのため、酸性洗剤を使用する場合は必ず水養生をしましょう!水養生は酸性洗剤を使用する箇所に、先に水をかけて濡らすことで水の膜を作ることです。[/qa-box01]
[qa-box01 title=”酸性洗剤は便座に使用したらダメ?”]便座の大半はプラスチックです。酸性洗剤をつけてしまうことで、プラスチックが溶けてしまいます。また便座には汚れにくく、汚れが落としやすい加工がされていますが、その加工自体も剥がしてしまいます。[/qa-box01]



他にもこんな場合にも使えるよ!酸性洗剤!
- ベランダなどの腰壁の雨だれの汚れ落とし
- コンクリートなどのエフロ落とし
中性洗剤
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