近年コロナウィルスが大流行してから、
一気に感染対策への意識が高まったことではないでしょうか。
あなたは感染対策として、どのようなことをしていますか?
もちろん手洗い・うがいかな!
やっぱり消毒・除菌もかかせないわね!
そう、いちばんの感染対策といえば…
- 手洗い
- うがい
- 消毒
- 除菌
- マスク着用
などは、最近では私たちにとってはすっかり当たり前になりましたね。
その中でも特に意識が高くなったのが…
『除菌』に対する意識です。
飲食店はともかく、オフィスやご家庭でも、テーブルや机などに除菌スプレーを巻くなど、コロナ禍以前にはなかなか見れなかった光景が格段と増えました。
特に小さいお子さんがいるご家庭では、特に重要視されているかと思われます。
とはいえ、『除菌スプレーを巻いてるだけ』の方も多いのではないでしょうか?
せっかく除菌スプレーを巻くのなら、その効果も最大限に高めたいですよね。
簡単な感染症の説明から、効果的な予防法までをご説明します。
掃除屋歴10年の元プロの掃除屋さん目線の、除菌に対するお話です。
感染経路
ウィルスが人の体内に入るには、3つの感染経路があります。
これを知るだけでも、感染予防におおいに繋がります。
接触感染
主に人の指や手を介して感染
人の身体や血液、排せつ物に直接触れたり、または感染者が触れた器具などに間接的に触れ感染を引き起こします。
- 手洗い
- 手指の消毒
- 備品の除菌
飛沫感染
主にせき・くしゃみ・会話などを介して感染
せき、くしゃみや会話中に飛び散る病原性微生物を含む飛沫が、人の鼻などの粘膜に付着して感染を引き起こします。
なんと飛沫は1~2mも飛ぶんじゃ1
- うがい
- マスクの着用
空気感染
主に呼吸することで感染
病原性微生物が長時間のあいだ空中に浮遊し、空気の流れによって感染を引き起こします。
- うがい
- 近辺の除菌
- マスクの着用
上記、3つが感染経路になります。
経路さえ把握していれば、おのずと予防もしやすくなるワン!
除菌・消毒効果を高めるには?
あなたは、感染症予防のために手洗い・うがいはもちろん実施していますよね。
もちろん消毒・除菌作業も行っておられる方もいらっしゃると思いますが…ただ単に消毒・除菌するだけでは効果はほとんどありません。
除菌にはお掃除がきわめて重要
消毒・除菌処理のいちばんの重要性は…
直前の“お掃除”にあります。
汚れの残っている場所に消毒薬(除菌スプレーなど)を添付しても、その効果は半分以下になってしまうんです。
そうなのか!?あまり気にせずにスプレーをまいてた…。
消毒直前のお掃除次第で、
消毒効果が大きく左右される。
お掃除することで、埃やゴミ、汚れにたまったウィルスも除去できるため、消毒・除菌よりも大切なことです。
消毒薬の殺菌力に影響するもの
消毒薬の殺菌能力…
- 濃度
- 温度
- 作用時間
上記の3つで決まります。
この3つが消毒薬の性能におおいに影響を与えます。
消毒薬を使用するうえで、テキトーが一番効果を下げる要因じゃ!
~最も効果的な要因~
使用濃度 | 濃度が高さと殺菌効果は比例しない。消毒薬の濃度に必ず合わせて使用するのが一番です。濃度が高いほうが、濃いほうが良いということはありません。 |
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使用温度 | 一般的には20度以上で使用するのが望ましい。熱すぎるのも効果を半減させる恐れがあります。程い良い熱さが最適です。 |
作用時間 | 消毒薬によって違いますが、代表的なアルコールであれば10秒~15秒以上。その他の消毒薬は最低でも3分以上は作用が働くには必要です。 |
適切な濃度、温度、時間で使用するのが、もっとも効果的で本当の消毒・除菌です。
まとめ
普段から感染予防に取り組んでいても、まちがった予防をしていてはそれは予防にはなりません。
感染対策アイテムの正しい使いかた、もっとも効果的な方法を、まず知ることがいちばんの感染対策と言えるかもしれません。
- 手洗い・うがい
- マスクの着用
- 消毒・除菌
など、日常的に感染症予防をしていたとしても…私たちがいる空間そのものが不衛生では意味がありません。
空間をキレイにお掃除することが何気に感染対策に“いちばん大切”なんです。
消毒・除菌をするかたは多くいらっしゃいますが、なかなかお掃除まで感染対策としてされるかたはいらっしゃらないのが現実です。
お掃除を実施することで、消毒・除菌効果がおおいに違いますので…
消毒・除菌の前には必ずお掃除を実施しましょう。
予防は自分のためでなく、
あなたの周りにいる大切なひとのために。
上記記述はあくまで効果的であって、感染を必ず防げる訳ではありません。
感染予防には換気も大事。
換気するうえで、これも重要⇩
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