【お掃除が奏でる
感染予防のハーモニー♪】
このご時世、コロナが大流行し、一気に感染対策への意識が高まりました。
皆さんは感染対策として、何を実施されていますか?
そう、皆さんの一番の感染対策は手洗いやうがいはもちろんのこと…
消毒や除菌も最近では当たり前になってきています。
しかし、ただ単に『除菌スプレーを巻いてるだけ』の方も多いのでは?
実はそれでは効果はほとんどないんです。
消毒・除菌前に行う『お掃除』こそが一番重要なのです。
感染症のことから、効果的な予防までご説明します。

感染経路には実は3パターンあります。
接触感染
主に人の手指を介して感染します。
人の身体や血液、排せつ物に直接触れたり、または感染者が触れた器具などに間接的に触れておこります。
飛沫感染
せき、くしゃみや会話中に飛び散る病原性微生物を含む飛沫が、人の鼻などの粘膜に付着して感染します。
飛沫は1~2mは飛びます。
空気感染
病原性微生物が長時間空中に浮遊し、空気の流れによって引き起こします。
上記、3パターンが感染経路になります。
消毒の効果を高めるには?

皆さんは、感染症予防のために手洗い・うがいはもちろん実施していますよね。
消毒作業も行っておられる方もいらっしゃると思いますが、ただ単に消毒するだけでは効果はほとんどありません。
お掃除が大重要
消毒・除菌処理の一番の重要性は、直前のお掃除にあります。
汚れの残った場所に消毒薬(除菌スプレーなど)を添付しても、その効果は半分以下になってしまいます。
洗剤を使用したお掃除の水拭きが悪いと洗剤成分が残り、消毒薬の不活化を招きます。また、ホコリがある状態で消毒をしても、ホコリの上に消毒薬が乗っかってしまい、全く意味がなくなってしまいます。
消毒直前のお掃除次第で、消毒効果が大きく左右されるのです。
消毒薬の殺菌力に影響する因子
消毒薬の殺菌能力は、濃度・温度・作用時間で決まります。
これらが消毒薬の性能に多大に影響を与えます。
使用濃度
濃度が高さと殺菌効果は比例しない。消毒薬の濃度に必ず合わせて使用するのが一番です。
温度
一般的には20度以上で使用するのが望ましいですが、熱すぎるのも効果を半減させる恐れがあります。
作用時間
消毒薬によって違いますが、代表的なアルコールであれば10秒~15秒以上、その他の消毒薬は最低でも3分以上は必要です。
まとめ
皆さん、いかがでしたでしょうか?
感染症予防にはお掃除が何気に一番大切なんです。
消毒までは気にかける方は多数おられると思いますが、なかなかお掃除まで気がまわる方はおられません。
お掃除を実施することで、消毒効果が大いに違います。
消毒の前には必ずお掃除を実施しましょう。
上記記述はあくまで効果的であって、感染を必ず防げる訳ではありません。


