平凡だけど…でも、それが幸せ!
大人になって初めて気づいた名シーンがあります。
『映画クレヨンしんちゃん
嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』
クレヨンしんちゃんの映画は映画史にも残るほど、大人が見て気づきや涙をプレゼントしてくれる名作ぞろいです。
その中でもこの作品は…
大人にこそ見てほしい作品になっています。
たった、3分間。
そのヒロシの回想シーンは、大人になった人ならみんなが心に感じるモノが生まれるはず。
- 家族ってなんだろう?
- 父親ってなんだろう?
- 平凡ってなんだろう?
そんな疑問の答えが3分間にあります。
ココから先は本編のネタバレを含みます。

テーマは『未来を生きる』
- 公開日 2001年04月21日
- 上映時間 89分
- 制作国 日本
あらすじ〆

春日部市に新たに誕生した“20世紀博”。
20世紀博は古き良き時代である昭和のモノや暮らしを再現したテーマパーク。
懐かしいその昭和の空間に魅了されていく大人たち。
子供をそっちのけで夢中になっていく大人たちは、次第に『楽しく懐かしいあの頃に戻りたい』と思うようになり…
春日部中の大人たちが町から姿を消してゆく。
大人たちの行き先が20世紀博だと知ったしんのすけたちは、両親のヒロシとみさえを救うため、いざ20世紀博へ。
懐かしいあの頃に戻っている、大切な両親を取り戻すために。
家族の絆で現代を取り戻し、未来を生きる!
大人が涙する3分間
この映画の一番の見どころは、冒頭でもお話したヒロシの回想シーンです。
それがこちら↓
ヒロシの子供時代から大人になって、社会に出て、家族を持つまでのシーンが描かれています。誰もがいつか大人になって、社会人を経験していく中で…
きっとこの回想シーンにたくさんの共感を抱いたことでしょう!
- 子供時代に父親の背中を見てたこと
- 社会に出て初めて“働く”ことの大変さを知ったこと
- 失敗しても励ましてくれる仲間がいること
- 家族ができて、初めて守るべき者ができたこと
- 子供がいるから辛くても頑張れること
- 父親にしてもらったことを今度は自分の子供にすること
このセリフのないたったの3分間で、自分の今までを振り返ったことではないでしょうか?
平凡って…スゴく地味。
でも、本当はそれが1番の幸せだと気づかせてくれた3分間です。
本編の中でも、この回想シーンを通して『現代を生きよう』と決心します。
見どころ
ヒロシの回想シーン以外でも見どころはたくさんあります。
- しんのすけが必死に東京タワーの階段を駆け上るシーン
- そのしんのすけを家族が支えるシーン
- まさおくんのカーチェイスシーン
- 昭和時代の懐かしいシーン
他にもまだまだ見どころはありますので、ぜひ本編をご覧ください。
心に刺さる名言たち
この作品には現代を生きる私たちの心に刺さる言葉が多くあります。
『昔、外がこの町(昭和の町)と同じ姿だった頃、人々は夢や希望で溢れていた。21世紀はあんなに輝いていたのに、今の日本に溢れているのは、汚い金と、燃えないゴミぐらいだ』
※ケンがチャコに語ったセリフ。共感し、心に刺さるセリフのひとつ。
『外の人たちは、心が空っぽだから、物で埋め合わせしてるのよ。だからいらないモノばかり作って、世界はどんどん醜くなっていく』
※チャコが発した言葉。本当に必要なものだけがあった昭和時代の古き良き時代を思い出させる。
『しんのすけのいない世界に未練はあるか!?』
『俺は家族と一緒に未来を生きる』
『俺の人生はつまらなくなんかない。家族がいる幸せを、あんたたちにも分けてあげたいくらいだぜ』
※懐かしく楽しいあの頃に戻らないか?というケンの誘惑に負けず、家族と共に辛くても未来を生きると誓った言葉。
まとめ
誰にでも戻りたいと思う懐かしく楽しかった時代があります。
今を生きるのがつらい時ほど、過去の楽しかった記憶が蘇り、戻りたいと強く願うでしょう。
でも、人間は決して過去には戻れない…戻れないから、前に進むしかない。
過去に逃げるのではなく、未来に向かっていく…そんな勇気を教えてくれた作品でした。
ー現代(いま)を生きるー






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